博士の愛した数式

2006年12月31日 映画
DVD
角川エンタテインメント
2006/07/07
¥4,935







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小川洋子原作の同名小説を映画化。タイトルどおり数学の「数式」が登場するのだが、できあがった映画は“理系”よりも“文系”の印象。全編に、メランコリックで心地よい空気感が漂っている。交通事故の後遺症で、80分しか記憶が持たない博士の元に、新しい家政婦がやって来る。やがて彼女の息子も訪ねて来るようになり、博士は息子の頭の形から彼をルート(√)と呼び、3人の絆は深まっていく。
物語は、成長して数学教師になったルートが、授業で教えるシーンと並行して進んでいく。「素数」「完全数」といった数学嫌いの人には頭が痛くなる単語も、博士のシンプルな説明で、すんなり耳に入ってくるから不思議。それは大人になったルートの授業でも同じで、演じる吉岡秀隆の真摯な教師ぶりに引き込まれるのだ。博士とルートのドラマには、阪神タイガースなどのネタを効果的に使用。ドラマチックな何かを期待して観ると肩すかしを喰らうが、ほんのりと温かい後味は得られる。それは小泉堯史監督の持ち味でもある。(斉藤博昭)

内容(「Oricon」データベースより)
小川洋子の同名小説を映画化。不慮の交通事故で、記憶が80分しかもたないという障害を負ってしまった天才数学者の博士、その博士のもとで働く家政婦、幼少から母と二人で生きてきた10歳の息子が織り成す美しく温かい交流を描いた感動作。博士が他人と話すために編み出した“数式”という一見難しく思われるものから次第に、秘められた真の言葉の意味を知っていく…。

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記憶障害ということで
きっちり80分とかいう人がいるのか
わかりませんが(何秒とかはいますケドw)、
家政婦さんの関わり方が
認知症介護に必然的になっているという点に
注目していました。

新しいこと(情報)を伝えると
混乱する様子や
その人にとっては時間は流れてなく
止まっているということを描いていて
とても認知症ケアの参考になると思います。

きっかけを与えて外に連れ出したり
興味を与えたり・・・
この人は家政婦よりも介護士が適任でわw
訪問介護みたいなもんか・・

最近、認知症を扱った映画を目にします。
韓国の「消しゴム」とか・・

世界的に
いや超高齢社会の日本ということで
意図的なものもあるのでしょうか?

そうであっても、
現実的に認知症という病気になる方は
今後どんどん増えるでしょうから
接する側の準備も
必要でないかと思います。

その前に
法整備も重要ですが・・・

コメント

atu

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