昨年7月、看病疲れから認知症の妻(当時74歳)を殺害したとして殺人の罪に問われた名古屋市千種区北千種2、無職、梶恒夫被告(68)に対し、名古屋地裁は25日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)を言い渡した。伊藤納裁判長は「妻の将来を悲観した心情は理解出来ないわけではない」などと、執行猶予付きの判決にした理由を述べた。
 伊藤裁判長は「認知症の妻を一人で介護していた被告が妻の容体が急激に悪化したため、不びんに思った動機など酌むべき事情もある」と指摘。「公的援助を求めるなど対処出来る状況にあり、殺害を正当化することは出来ないが、自首し、妻の近親者が厳罰を求めていない」と述べた。
 判決によると、梶被告は妻が03年10月に脳こうそくを患い、その後、はいかいなどの認知症の症状を示すようになり、さらに昨年6月末から寝たきりの状態になり、昨年7月2日午前0時5分ごろ、自宅の居間で寝ていた妻の首をネクタイで絞めて殺害。その後、自宅アパートの11階から飛び降りようとしたが、出来なかったため、同日午前6時半ごろ、110番通報し、自首した。【月足寛樹】
(毎日新聞)

これから団塊の世代と呼ばれる方々が
高齢者となり、認知症になる方も増えてくる。

これから先の福祉対策はどうなるのでしょう?
こういったニュースが溢れ出てこないことを
祈るばかりです。

また、この判決を聞いた老老介護の方たちが
過ち(この判断も難しいが・・)を犯さないように
してもらいたいと思う。

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atu

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